【実は高くない!デュピクセントの費用】寛解維持効果と私が治療を続けた理由

デュピクセント

デュピクセントの治療を受けたいけど、費用はどのくらいかかってくるのか?

実際、費用を調べた人は、「高い!」と思いませんでしたか?

私は、最初そう思いました。(金額だけを見ると、私にとってはただ単に高いです💦)

自分がデュピクセントの治療で本当によくなっていくのか、結果が出ず高い費用だけ払ってしまうのかと不安でした。

しかし、実際体験した結果、今では高いとは思いません。

この記事では、実際、自身の治療にかかった費用、治療に踏み切った理由、実際治療を行った後の感想を紹介してきたいと思います。

デュピクセントの費用は高い?

「高額医療費制度」を適用し、3回目までの処方は1処方あたり6本・約80,000円でした。デュピクセントは、1回で最大6本(3か月分)の受け取りが可能です。

1本約13,000円の計算になります。

2週間に1本注射しますので、1か月あたりの治療費は約26,000円です。(いくら治療費といえども、この金額は私にとって高いと思いました💧)

4回目の処方からは、高額療養費制度の「多数回該当」が適用し、1処方あたり6本・44,000円になりました。

この場合、1本約7,300円の計算になります。1か月あたりの治療費は約14,600円です。(初めの方に比べ、これくらいだとまあまあいいかな😅と思いました。)

ただし、これは良くなっていけばの話です!

高額療養費制度における限度額適用認定利用について

高額療養費制度とは

医療費が高額になり、1か月間(1日~末日)の自己負担額が所得に応じた上限額を超えた場合に、超過分を払い戻してくれる制度です。加入している健康保険が適用される医療費に限ります。

これを知ったのが初診の時でした。このような制度があるのを全く知りませんでした。

どのタイミングで必要か

調剤薬局でデュピクセントの受け取り時に「健康保険限度額適用認定証」を提示しなければいけませんでした。

初診時は認定書を持っていないため、3割負担の額で支払いを行いました。

支払いを行った後からでも申請すれば、上限を超えた金額は指定の口座に振り込まれまれると説明がありました。その後すぐに「健康保険限度額適用認定証」を申請しました。

実際、かかった費用は

初回から3日目までの処方は、1回あたり6本・約80,000円でした。(※この金額は、診察料・処方箋料・自己注射指導管理料は含まれておりません。自己注射(在宅)での処方で算出しています。)

もしも申請しない場合は、約120,000円になります!この金額は健康保険3割負担の額です💦

(3割負担でも高い!)

4回目以降はさらに限度額が下がり、1回あたり6本・44,400円になります。

これは、「多数回該当」というのが適用されます。

※「多数回該当」とは、過去12か月以内に3回以上高額療養費制度の支給を受けている場合、4回目以降の月から自己負担限度額が軽減される制度です。

  • 対象期間は「診療月を含めた直近12か月」です。
  • 年度や年始年末ではリセットされません。
  • 限度額適用認定証を使って窓口負担を抑えた月もカウントされます。

自己負担額の上限表

<赤枠が私が適用になった金額です>

<5回目の処方の明細です>

実際、どれぐらいかかったか調べて出してみました。

※この内容には、診察料・処方箋料・自己注射指導管理料は含まれておりません。
※自己注射(在宅)での処方で算出しています。

回数処方月購入本数適用金額
1回目令和元年12月4本約80,000円
2回目令和2年2月6本約80,000円
3回目令和2年4月6本約80,000円
4回目令和2年8月6本多数回該当 44,400円
5回目令和2年11月6本多数回該当 44,400円
6回目令和3年5月6本多数回該当 44,400円
合計約373,200円

令和2年11月以降は、月に1回の投与にしました。

令和3年5月が最後の処方です。

踏み切った理由

①一番の理由は、アトピーで子供の頃から何十年も悩み苦しんできたので、なんとか治したいという気持ちがかなり大きいです。

②デュピクセントは、今までの治療(ステロイド軟膏を塗る、抗ヒスタミン薬を飲んでかゆみを抑える)と違い、皮膚内部に対して治療を行うものなので、根本的な治療だと私自身この治療方法に納得ができたからです。

治療結果

約2年間治療した結果、最大で95%は改善できたと実感しました。

実際、3回目の処方辺りで90%ぐらいはよくなったと感じ、一旦ストップも考えましたが、まだ若干かゆみもあり、1年間(4回目の処方)まで続けました。

デュピクセントの治療から1年が経ち、完治までの状態ではありませんでしたが、自分では一旦満足できるところまで改善できたと思いました。かき壊しはなくなり、肌の状態も良くなりました。夜眠れない、仕事に集中できないということはありませんでした。

2年目は医者との相談した上でもう少し続けるようにしましたが、注射の頻度は2週間に1回→月1回にしました。

最終、完治までの状態ではなかったですが、かゆみで悩むという生活は全く無くなりました。

本当に感動です!

デュピクセントの治療は、令和元年12月〜令和3年11月までで一旦終了しました。1年目は3カ月に1回、2年目からは半年に1回の処方でしたので、合計6回の処方になります。

結果、デュピクセントの治療にかかった費用ですが、合計で約373,200円になります。

1カ月あたりにすると15,550円です。( 373,200円 ÷ 24カ月 )

デュピクセントを治療し、約90%改善してから5年ぐらいは、70%~90%の改善状態を推移しています。

この状態は、かゆみが強さが10%~30%ということですが、「時々か気になるが、日常生活に支障なし」の状態です。1年前ぐらいから、かゆみが少し増えたかなと思う時が何度かありました。

しかし、アトピーが重度だった私にとっては許容範囲です!

以上の内容でで計算すると「長期寛解効果」としては、

1か月あたり6,220円になります。 ( 373,200円 ÷ 60カ月 )

(※寛解(かんかい)とは、病気の症状の一部やすべてが一時的、もしくは継続的におさまり、安定し た状態にあることを指します)

これを考えると、凄く高い治療ではないと思いました!

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